- つえ
- つえ【杖・丈】(1)歩く時, 手に持って地面につき, 歩行の助けとする細長い木や竹の棒。
「~をつく」「~にすがる」「転ばぬ先の~」
(2)頼りにするもの。「老後の~とする」
(3)律令制で, 杖罪(ジヨウザイ)となった罪人を打つのに使う棒。(4)律令制以前の長さの単位。 のちの一丈(約3メートル)に相当。(5)弓杖(ユンヅエ)の長さ, 七尺五寸(約2.3メートル)のこと。(6)中世における地積の単位。 一段の五分の一。 七二歩。~とも柱とも頼む非常に頼みに思うことのたとえ。~に縋(スガ)るとも人に縋るな安易に他人に頼ったり, 他人の助力をあてにしたりするな。~に突・く物を立てて杖のようにしてよりかかる。~の下から回る児(コ)は打てない泣きすがってくるものをひどいめにあわすことはできない。~ほど掛かる子は無い杖ほどに頼りになる子はいない。 本当に頼りがいのある子はなかなか得難いこと。~も孫(マゴ)ほどかかる年をとると孫を頼りにしてよりかかるように, 杖を頼みにする。~を曳(ヒ)・く杖を手に歩く。 散歩する。 また, 旅をする。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.